おきよのシェイミで焼肉!

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【WCS / アローラダブル】ZポリゴンZ+ウインディ レヒレ カミツルギ【ポケモンSM S1 WCSレート使用構築】

こんにちは、おきよ と申します。

 ポケモンサン・ムーンの新環境ということでシーズン1のWCSレート(アローラダブル・WCS2017レギュ)に真面目に潜っていました。

 

 もともとダブルバトルに造詣が深いわけではありませんが、自分の考えをまとめてみたのでよろしければ最後までお付き合いください。がっつり書いたので結構長文です。

 

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【1.概要】

 もともとセジュン氏の構築(→*1)を回していた時に、ポリゴンZのスカーフがかなり警戒され守られて意外に動きにくかったこと、ポリゴンZが守りたい場面が多かったことから、当初ZテクスチャーポリゴンZを使ってみようと考えた。プテラをサポート役にした構築を考えていたが、そのときサブウエポン(冷凍ビーム)を切って破壊光線にすれば、(1)Zテクスチャー電気で積む動きと(2)(スカーフではないものの)上からZ破壊光線+破壊光線で縛る動きの2種類を試合ごとに相手に合わせて使い分けることができるのではないかと考えたのがこの構築の発端である。

 加えて、前述の構築で強さが分かったウインディ・カプレヒレ・カミツルギを軸に構築した。これらの型も元記事とは全く別のものになっている。

 各ポケモンの採用理由については詳細解説にて。

 

【2.全体像】

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↑ errata:トリトドン ねっとう→だくりゅう

 

 

【 3.詳細】

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ポリゴンZ @ノーマルZ
10まんボルト / はかいこうせん / テクスチャー / まもる
173-x-90-175-95-156
おくびょう H100 C156 S252
 
・S:最速
・C:Zはかいこうせんで175-150カプ・レヒレ確1(目安)
 
 この構築のコンセプトを担う鍵、ハイブリッドZポリゴンZ。相手にスカーフかZか判断を迫らせるポケモン。わざ構成は割と独特であるが、前述のとおり「ノーマルZ」を2通りのプランから選択できるというものになっている。
 (1)Zテクスチャー(電気)
 (2)Zはかいこうせん(ウルトラダッシュアタック:一致威力400)+はかいこうせん((2)のプランを取ることの方が圧倒的に多くなった)
 配分に関しては、このポケモンが場に残ることが重要であるため、申し訳程度であるが過剰なCを耐久に回した。
 遅いポケモンを破壊し、こちらの裏のポケモンを通す(重くする)ことで1:1交換以上のアドバンテージを得ていきたい。また相手からしてもこのポケモンを場に残すことは許されずヘイトを集めやすいため、「まもる」で横の行動を通す動きもこの型のポリゴンZの強みと言える。
 
 横に並べるポケモンウインディ・カプ・レヒレ・カミツルギのいずれかであり、ポリゴンZを選出する際は圧倒的な出し負けにならない選出を意識する。特に中速以下が多い構築には非常に有利であるが、早いポケモンが多い並びに出せないのが弱みなので選出は多いわけではない。
 
 

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特性:いかく
175-177-101-x-102-137
いじっぱり H76 A244 B4 D12 S172
 
・H:16n-1 D:偶数
・S:同じ調整のウインディ+1
 
 最強の威嚇枠として信頼のおけるポケモン。電気打点+しんそくが必要であったため物理型に決定。Z石の枠が空いてなかったため何も持たせるか悩んでいたが、この記事(→*2)からチョッキじならし型を採用しようと考えた。全体的に中速に固まった並びであるため「じならし」によるS操作はマッチし、ポリゴンZ「まもる」から縛りを逆転させる動きも可能にした。
 
 使用率も非常に高いがために、同族意識でSはよくある同じ調整のウインディ+1に調整。特殊最速と思われる型以外に抜かれることは少なく、ある程度有効であったと思われる。対テッカグヤやしんそくのダメージ重視でA振り。
 
 

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カミツルギ @クサZ
特性:ビーストブースト
リーフブレード / スマートホーン / かわらわり / みきり
135-223-152-x-66-171
ようき H4 A172 B4 D116 S212
 
D:
・C147カプ・コケコの珠 10まんボルト109〜130
・C133キュウコンのふぶき+霰2回耐え
ポリゴン2 C+1れいとうビームをC146以下なら確定で耐える
S:最速ウツロイド+1
HB余り:スカーフA特化256カミツルギの聖剣の乱数を2つずらす(1/16)
 
 個人的MVPであり選出率はポリZなんかよりずっと高い。
 レヒレと並べてウインディバックを牽制しつつ等倍以上でクサZを通したい。テテフに対する鋼打点、聖剣の代わりに呼びやすいキュウコンの壁展開(+カビゴンでの詰ませ)に対するかわらわりを採用。ポリ2に困らない構築であるため、カミツルギに半分入れば威力は充分である。キュウコンは呼びやすい構築であるためこの枠はこれで正解であった。最速取っていないのはそれに矛盾しているように見えるが、キュウコンとの同速勝負よりも特殊の一致半減・不一致等倍を十分耐えるDの保障を優先したためである。
 レートではいろいろなポケモンが火を噴いてきて勉強になった。
 
 

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カプ・レヒレ @こだわりメガネ
特性:ミストメイカー
だくりゅう / マジカルシャイン / ムーンフォース / くろいきり
175-x-135-154-150-115
ひかえめ H236 C196 S76
 
C:11n
S:準速61族+2、同族意識
S172以下を「じならし」1回で抜ける(ウツロイド・ガブリアス意識)
 
 耐久と全体火力を兼ねそろえた流行りの眼鏡レヒレ。
 「マジカルシャイン」で拘ると鋼が出てきて困る場面も多かったので基本的に「だくりゅう」を通していく。ガブリアスを落とすための「ムーンフォース」は必要であったが水単体攻撃の枠は全く打たなかったので、申し訳程度のギミックメタとして「くろいきり」を採用している。
 
 ミストフィールド上で戦う場面が多く、追加効果を気にしなくて良い点が精神的にもやさしく快適に試合ができた気がする。わざ外しを除けば運負けの少なかったように思える。
 
 

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ガラガラ @ふといホネ
フレアドライブ / シャドーボーン / ホネブーメラン→みがわり / まもる
159-121-131-x-123-73
いじっぱり H188 A164 B4 D92 S60(しんちょうでも実現可)
 
S:4振り50族+2
H:16n-1
D:C147カプ・コケコの珠マジカルシャイン27~31<みがわり39
 
 いろいろ迷走した枠。対コケコ・ライチュウ要員となり、ポリゴン2に弱くなく炎打点を持つポケモンとして採用した。
 
 配分やわざ構成についてはシングル用の個体を流用したごく普通のもので使っていたが、このポケモンがいてもカプ・コケコがかなり選出されることが分かったので、それを起点にする「みがわり」を入れてみたところ思ったより感触は良かった。もともとこの枠はカミツルギに負けない必要があり、水2体とミラーに弱い型のカミツルギを使っているこちらとしては、カミツルギ対面でも「みがわり」が張れることは大きく、その点では重宝した。
 
 使用感は悪くなかったが、結果論としてはこの構築の地面の一貫を厳しくしてしまった要因であり、信用できずに選出率はやや低いため、この枠については要検討である。
 
 

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トリトドン @タラプのみ
特性:よびみず
ねっとう→だくりゅう / れいとうビーム / じこさいせい / まもる
207-x-102-158-102-39
れいせいS0 H164 B108 C236
 
H:16n-1
B:ガブのZじしんの乱数、B=D DL対策(他3体)
 
 トリル下で動けて電気と水にめっぽう強いことで採用した。
 わざ構成については、水わざはカプ・レヒレと同時選出したときにやけどしない「ねっとう」は弱いと思い命中不安ながら命中ダウンも伴う全体わざの「だくりゅう」を選択した。これが意外と読まれることがなく、「よびみず」+炎の並びを崩せたり終盤の「まもる」択を容易に突破できた例もあった。サブウエポンとしてはガブリアスに役割が持てる氷技、詰めに「じこさいせい」を採用。
 
 持ち物についてだが、 カプ・コケコの「マジカルシャイン」やポリゴン2のわざを受ける場面が多いと考え、それを起点に発動でき、詰ませ性能に長ける「タラプのみ」を採用した。ただ、前述のガラガラの「みがわり」採用に伴い、これらに対してはガラガラの方が有効であることに気づいてしまってからその有用性は薄かったと反省している(あと、カプレヒレ同時選出が多いならミストシードで良かったり…)。この枠に関しては記事を書いているときにとある別のポケモンで良いことに気づいてしまった。
 努力値配分については元記事のものを少し防御に振ったものとなっている。
 
 
【4.雑感】
○戦績○
サンムーン シーズン1 WCSルールレーティングバトル 最高レート1930 勝率70%程度 (時間と集中力がなかったと言い訳しておきます)
f:id:okiyo0328:20170119220434j:plain(残っていた途中の写真)(この後いろいろあって無限に溶かした。)
 
○構築の要改善点
・襷トリルウツロイド・トリルミミッキュ
・ポリZより早い追い風展開(主にファイアローガブリアス
・後発ガブにジメンZの一貫を作られないように立ち回るのが難しい点
 
○公開に至った理由
 そこまで高いレートではないのは承知の上だが、
・自分の考えをまとめておきたかったから
・この構築の欠陥が理解でき、その具体的な改善策が思い浮かんだから
・バンク解禁に伴う遺伝わざ解禁によって環境が変わると予想
・自己顕示欲()
・試験期間が近い
 
 
【5.総括】
 本格的にWCSレートに参入したのは、シーズン1終了1週間前でしたが、WCS2017ルールの奥深さをボコボコにされながらも味わうことができました。今回使用した構築も並びに比べて中身はちょっと変わったものとなっており、個人的に気に入っております。
 7世代になってトリプルバトルがなくなったのが残念でしたが、WCSルールという面白いルールに出会うことができたのは大きな収穫でした。
 
 S2ではバンク解禁後の環境ということで、シングルやっていきます。
 
 ではまた/

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【6.SD text】


Porygon-Z @ Normalium Z 
Ability: Adaptability 
Level: 50 
EVs: 100 HP / 156 SpA / 252 Spe 
Timid Nature 
IVs: 0 Atk 
- Thunderbolt 
- Hyper Beam 
- Conversion 
- Protect

Tapu Fini @ Choice Specs 
Ability: Misty Surge 
Level: 50 
EVs: 236 HP / 196 SpA / 76 Spe 
Modest Nature 
IVs: 0 Atk 
- Muddy Water 
- Dazzling Gleam 
- Moonblast 
- Haze

Arcanine @ Assault Vest 
Ability: Intimidate 
Level: 50 
EVs: 76 HP / 244 Atk / 4 Def / 12 SpD / 172 Spe 
Adamant Nature 
- Flare Blitz 
- Wild Charge 
- Bulldoze 
- Extreme Speed

Kartana @ Grassium Z 
Ability: Beast Boost 
Level: 50 
EVs: 4 HP / 172 Atk / 4 Def / 116 SpD / 212 Spe 
Jolly Nature 
- Leaf Blade 
- Smart Strike 
- Brick Break 
- Detect

Gastrodon-East @ Maranga Berry 
Ability: Storm Drain 
Level: 50 
EVs: 164 HP / 108 Def / 236 SpA 
Quiet Nature 
IVs: 0 Atk 
- Muddy Water 
- Ice Beam 
- Recover 
- Protect

Marowak-Alola @ Thick Club 
Ability: Lightning Rod 
Level: 50 
EVs: 188 HP / 164 Atk / 4 Def / 92 SpD / 60 Spe 
Adamant Nature 
- Flare Blitz 
- Shadow Bone 
- Substitute 
- Protect