【USUM 野菜シングル構築】3時間クッキング:受け回しサラダ
ごきげんよう、おきよです。
簡易更新になりますが、9/16に行われた身内仲間大会である「野菜シングル」の構築記事メモになります。
<関連リンク> そもそも野菜とは?レギュについてはこちら。
【9/16(月)】京大カップ前夜祭 京都大学ポケモンサークル
【使用構築】
参加するかどうか悩んでいたこともあり、参加を決断して実際に個体準備し始めたのが大会3時間前。知識不足の野菜に対してメタを張るのではなく、知っている野菜をうまく組み合わせて未知の多くの相手に対してやりたいことを通す構築の方が勝てると考えました。そこで目を付けたのが定数ダメージ、そして受け回し+エースの並びでした。
【コンセプト】
受け駒2枚で毒・ステロの定数ダメ―ジを稼いでから高速エースで一掃する。
【詳細】
152-x-65-144-62-157
ばくおんぱ/ねっぷう/わるだくみ/ちょうはつ
ザングース@どくどくだま
陽気AS どくぼうそう
149-167-80-x-80-156
からげんき/かみなりパンチ/でんこうせっか/つるぎのまい
171-101-211-x-91-91
がんせきふうじ/はねやすめ/ふきとばし/ステルスロック
216-x-105-101-166-52
ほうでん/じわれ/どくどく/まもる
159-x-117-x-152-95
イカサマ/どくどく/まもる/みがわり
ナマコブシ@ドクZ
ずぶといHB てんねん
162-x-200-x-151-25
どくどく/じこさいせい/バトンタッチ/じょうか
採用理由、使用感、反省点はまた時間があるときに書きますm(._.)m
【大会を終えて】
・最終1489 3-4
・大会自体の結果は負け越しで、どれも惜敗という感じの負けだったので少し悔しいところ。また、構築全体で練り切れていない部分が多かったので反省すべき点は多いですね。まあ即席の考察、構築でかなりいい戦いができたのでその点ではとても満足しています。
・ほんとに大会開始3時間前に孵化を始めたので、なんかひとりだけ厳選から始めるRTA大会をしている気分で(?)楽しかったです。
・3時間でやったこと:ORASにて夢ザングースのポケモンサーチ、ポケモンバンクが期限切れのためこの大会のためにクレジットカードで課金、どくどくだま代のBPが足りず5億年ぶりのマンタインサーフ、ハートのうろこが足りずクチナシさんと会食
・何事にも準備は早め早めにしましょう。
・仲間大会はできるだけ開始時刻に潜りましょう。たいみつさんとマッチすることになります。
【最後に】
大会を企画してくれたkyotounivpokeの皆さんありがとうございました。
また8世代以降でも"野菜"文化が継承(?)されることを願っています。
ではまた
#ポケモンウルトラサン・ウルトラムーン
#仲間大会 #野菜 #シングルバトル #特殊ルール
【WCS / アローラダブル】ZポリゴンZ+ウインディ レヒレ カミツルギ【ポケモンSM S1 WCSレート使用構築】
こんにちは、おきよ と申します。
ポケモンサン・ムーンの新環境ということでシーズン1のWCSレート(アローラダブル・WCS2017レギュ)に真面目に潜っていました。
もともとダブルバトルに造詣が深いわけではありませんが、自分の考えをまとめてみたのでよろしければ最後までお付き合いください。がっつり書いたので結構長文です。
【1.概要】
もともとセジュン氏の構築(→*1)を回していた時に、ポリゴンZのスカーフがかなり警戒され守られて意外に動きにくかったこと、ポリゴンZが守りたい場面が多かったことから、当初ZテクスチャーポリゴンZを使ってみようと考えた。プテラをサポート役にした構築を考えていたが、そのときサブウエポン(冷凍ビーム)を切って破壊光線にすれば、(1)Zテクスチャー電気で積む動きと、(2)(スカーフではないものの)上からZ破壊光線+破壊光線で縛る動きの2種類を試合ごとに相手に合わせて使い分けることができるのではないかと考えたのがこの構築の発端である。
加えて、前述の構築で強さが分かったウインディ・カプレヒレ・カミツルギを軸に構築した。これらの型も元記事とは全く別のものになっている。
各ポケモンの採用理由については詳細解説にて。
【2.全体像】
↑ errata:トリトドン ねっとう→だくりゅう
【 3.詳細】
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【6.SD text】
Porygon-Z @ Normalium Z
Ability: Adaptability
Level: 50
EVs: 100 HP / 156 SpA / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Thunderbolt
- Hyper Beam
- Conversion
- Protect
Tapu Fini @ Choice Specs
Ability: Misty Surge
Level: 50
EVs: 236 HP / 196 SpA / 76 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Muddy Water
- Dazzling Gleam
- Moonblast
- Haze
Arcanine @ Assault Vest
Ability: Intimidate
Level: 50
EVs: 76 HP / 244 Atk / 4 Def / 12 SpD / 172 Spe
Adamant Nature
- Flare Blitz
- Wild Charge
- Bulldoze
- Extreme Speed
Kartana @ Grassium Z
Ability: Beast Boost
Level: 50
EVs: 4 HP / 172 Atk / 4 Def / 116 SpD / 212 Spe
Jolly Nature
- Leaf Blade
- Smart Strike
- Brick Break
- Detect
Gastrodon-East @ Maranga Berry
Ability: Storm Drain
Level: 50
EVs: 164 HP / 108 Def / 236 SpA
Quiet Nature
IVs: 0 Atk
- Muddy Water
- Ice Beam
- Recover
- Protect
Marowak-Alola @ Thick Club
Ability: Lightning Rod
Level: 50
EVs: 188 HP / 164 Atk / 4 Def / 92 SpD / 60 Spe
Adamant Nature
- Flare Blitz
- Shadow Bone
- Substitute
- Protect
html編集の練習
【1】テンプレート
内容*1
【2】
【3】
【4】
ポケモン | もちもの | 特性 | わざ1 | わざ2 | わざ3 | わざ4 |
ボルトロス | きあいのタスキ | いたずらごころ | 10まんボルト | めざめるパワー氷 | でんじは | いばる |
ガブリアス | ヤチェのみ | さめはだ | げきりん | じしん | がんせきふうじ | つるぎのまい |
ガルーラ | ガルーラナイト | きもったま | からげんき | グロウパンチ | れいとうパンチ | いわなだれ |
ゲンガー | ゲンガナイト | ふゆう | たたりめ | ヘドロばくだん | さいみんじゅつ | みがわり |
スイクン | ゴツゴツメット | プレッシャー | ねっとう | こごえるかぜ | リフレクター | ミラーコート |
オニゴーリ | たべのこし | ムラっけ | フリーズドライ | じしん | まもる |
みがわり |
http://fukafuka295.jp/hp/hp_no10.html
http://ptrst102.hatenadiary.jp/entry/2015/08/03/204448
テンプレートhtmlソースお借りしました
*1:脚注1 ここにurlを貼ればよい
【トリプル】バンドリサーナイト
【トリプル】バンドリサーナイト
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おきよです。
自分で組んでみて初めて手ごたえを感じたトリプルの構築について書きました。トリプルの経験は浅いですが、それでも最も長い期間使い続けた構築になります。
がっつり書いたのでそこそこ分量はありますが、最後まで目を通してくだされば幸いです。
バンギラスドリュウズ(バンドリ)とメガサーナイトが使いたかったという理由でバンドリサナの3体を軸に組むことを決めた。各ポケモンの採用理由については以下の詳細にて。
【詳細】
特性:テレパシー→フェアリースキン
ハイパーボイス / サイコショック / トリックルーム / まもる
175-63-87-168-136-123 → 175-81-87-212-156-143
ひかえめ H252 B12 C60 D4 S180
・H: 16n-1 砂ダメ/HP割合最小
・S: メガシンカ前 準速70族抜き(メガシンカ後90族抜き)
・C: 余り 無振りメガガルーラ確2目安
構築の軸として採用。
この構築では、封印する暇があったら「ハイパーボイス」を叩き込んだほうが勝ちにつながりやすいと考え、封印サーナイトではなく2ウエポンの型とした。実際、相手のあからさまなトリックルームに対しては、この構築におけるねこだまし2枚、高特殊耐久2枚の存在から、トリックルームを貼られても慌てずベストなタイミングでトリルを返すことで十分対処できる。
わざ構成としては、コンセプト上「ハイパーボイス」「トリックルーム」および縛り関係を解除する「まもる」は確定。
サブウエポンとしてはニンフィア、メガリザードンYを意識した「サイコショック」を採用。ワイドガードが予想される場面で削られた相手を倒す手段としても十分機能した。
特性は、味方の「じしん」を回避できる「テレパシー」であり、バンギ引きサナ投げじしんの動きを可能にした。
バンギラス @こだわりハチマキ
特性:すなおこし
いわなだれ / かみくだく / アイアンヘッド / けたぐり
186-204-130-x-120-103
いじっぱりH84 A252 S172
バンドリのバン。
鉢巻「いわなだれ」、「かみくだく」で場を制圧していく駒。
基本的にはこの2本で拘るが、ニンフィアを抹殺できる「アイアンヘッド」までは確定だと考えている(知名度は高いと思うがかなり決まる)。
準速の配分から、抜きたい相手があまり変わらないという理由からSを削っていった結果、S103にとどめ、少しでも場持ちを良くするため耐久に割いてみた。これより早いニンフィアには遭遇しなかったのでこれで問題ないと思われる。
弱点と耐性がはっきりしているポケモンであるため、初手位置の出し負け、出し勝ちにムラがあるのが難点であった。
また、鉢巻が有名すぎてこちらが「まもる」できないのを前提に立ち回られることが避けられない点が非常につらかった。とはいえ珠がドリュウズにとられている以上、持ち物の融通が利かないのは致し方ないことなのだろう。
ドリュウズ @いのちのたま
特性:すなかき
185-205-81-x-85-140
いじっぱり A252 S252 B4
・ ASぶっぱ
・B4: 177ガルーラの「けたぐり」乱数が2つずれる(=珠ダメ1回分の生存確率10/16)、194ガルーラの「けたぐり」の乱数が2つずれる(4/16)
砂下の高速アタッカー。
先人たちの構築に倣い、バンドリマンダにおいて多く採用されているように打ち分けと「まもる」を可能にする珠とした。
わざ構成についても、「じしん」「アイアンヘッド」「いわなだれ」「まもる」の4つで完結されているように感じた。
よく言われているようにフェアリー耐性は全くないため、先発か後出しのいずれかとなる。
ファイアロー @するどいくちばし
特性:はやてのつばさ
ブレイブバード / おいかぜ / よこどり / ファストガード
158-133-96-83-90-185
ようき H36 A252 B36 D4 S180
・S: 116族(エルフーン)抜き(←最低ライン)
・B: A-1いじガルーラのすてみタックル 低乱1(2/16)、砂ダメ/HP割合小
4枠目として、浮いている上フェアリー耐性があり、相手のS操作に左右されずにサポートと攻撃をこなせるファイアローが自然に入ってきた。
第二のS操作であり、上からメガサーナイトと鉢巻バンギラスを通すため、あるいは相手の「おいかぜ」に対抗するための「おいかぜ」、次に味方の全体わざが鍵となることや、相手の「おいかぜ」が予想される場面など、大きなアドバンテージを得る可能性のある「よこどり」を採用。最後に、「ブレイブバード」に弱いサーナイトを守る、相手の「ねこだまし」絡みの択で安定択を発生させる可能性のある「ファストガード」を導入した。
「まもる」や「フレアドライブ」など、他に欲しいわざもあるが、この4つはどうしても外せなかった。
配分に関しては、最速から若干耐久に回してみたが、これで不自由なかった。
カポエラー @ラムのみ
特性:いかく
インファイト / ねこだまし / フェイント / ワイドガード
157-134-132-x-131-99
・A: H4振りテラキオン・サザンドラを「インファイト」で確1 威嚇込みで193-127ヒードランを確2。
・HB:A-1 146珠「ブレイブバード」確定耐え
・S:同じ調整S98のカポエラー+1
〈Reference〉
5枠目としてここまでで不足している威嚇要員、「ねこだまし」要員、「ワイドガード」要員として便利屋カポエラーを採用。詰め込み感は否めないが、実際バンドリやサーナイトの補完・補助としてはこの枠はとてもしっくり来る。
わざ構成としては「ねこだまし」「ワイドガード」の次に相手の「ワイドガード」を割るための「フェイント」。壁よりもガルーラとヒードランへの打点を優先したい点から格闘わざは「インファイト」となった。
配分に関しては、最もベーシックな配分の一つを拝借し、Sがそれを抜く調整とした。
ルンパッパ @とつげきチョッキ
特性:すいすい
ねっとう / エナジーボール / こごえるかぜ / ねこだまし
159-81-91-137-122-134
おくびょう H28 B4 C212 D12 S252
6枠目として必要なのは水耐性であり、バンドリマンダにおいてはよくモロバレルが採用されている枠であるが、今回はトリルによる切り返しの可能なサーナイトが入っているため、それよりも味方のサポートと打点としての役割の両面を担えるポケモンを探した。(その他バレルやミロカロス、瞑想スイクンなどを試した)
その結果、第二の「ねこだまし」要員であり、雨パへの強力なカウンターとしてルンパッパを採用。この枠のおかげもあって、雨絡みの構築への勝率はかなり高いものとなっている。(あと、カポとルンパのステップが同じリズムでこいつら仲良さそう)
わざ構成としては、命中と追加効果を重視した「ねっとう」、耐久水への打点を重視した「エナジーボール」、第三のS操作として「こごえるかぜ」を採用。中速が多いこの構築においては、「こごえるかぜ」で縛り関係を一気に逆転できる場面は多く、かなり有用だった。
もともとは控えめで運用していたこのポケモンだが、そもそも火力が足りない点、計算した結果、無補正でも役割対象には必要なダメージが入った点から最速へと変更した。これにより、①順速70族(S122)の超激戦区及びそれ抜き調整の多くのポケモンの上から確実に「こごえるかぜ」や火傷狙いの「ねっとう」を通すことができる、②初手ルンパルンパ猫を可能にし、中央のメガサーナイトを通す動きができるという2点のメリットを得る。
【選出・動き】
主な初手の出し方。あくまでこう出すことが多かったというだけなので参考までに。
(1)or
(2)
(3)
(4)
(5)
・基本は(1)(2)。バンドリが出せるかサナが出せるかをまず考える。
・対ガルーラスタン:相性的に不利、出し負けた時の立ち回りがシビア。アロー・ドリュを切り気味に動かすなど。ガルド-ニンフには(2)、他は柔軟に。
・対トリル:ねこだまし2枚とトリル返しの手段により、トリルを敷かれても切り返しが効くことが多く有利。むしろサマヨのトリルを止めるのは難しいので序盤はトリル役以外を削って数を減らす動きが効果的。
・対雨パ:かなり有利。サナの通りがいい時は(1)、トノルンパクレッフィゴチルクチートには初手ドリュウズの(5)。クレッフィ対面ではよこどり、また相手はルンパでドリュやサナを止めるしかないのでルンパルンパ猫を決めてこれらを通す選択肢もある。
・対エルテラドー:初手は(4)。動きは伏せておく。
【Reference】
・【トリプル】メガサーナイト+バンギラスドリュウズ+突撃チョッキギャラドス【勝率70%】 : 喰い断Ⅸさんのポケモン生活
【最後に】
・S15/S17使用 最高レート1830
・PCL関西予選 1-0
トリプルバトルは始めて日が浅いこともあり、まだまだプレミや甘い動きが多く、明らかな経験不足を実感しました。
同時にレートやフレ戦、通話などから学べることが多く、トリプルバトルの面白さ(おそらく氷山の一角に過ぎないでしょうが)を感じることができました。
第7世代でもトリプルバトルが存続することを願っています。
ではでは
【結果記事】 第1回ポカブオフ
どうもおきよです。
記事は先週に書いたものの、公開するのをすっかり忘れてました( )
遅くなりましたが、
この記事は先日7/2(日)に開催されたポケモンカード交流オフ「第1回ポカブオフ」の結果まとめになります。
【ポケモンカード】第1回ポカブオフのお知らせ【要項・募集記事】 - おきよのシェイミEXで焼肉!
↑ 予告詳細記事はこちら
初の個人開催のオフでしたが、参加申請は1時間半でキャンセル待ちに突入するなど予想を上回るリアクションがあったようでありがたい限りです!!
当日も枠増員した結果25名の方に参加いただきました!
ありがとうございます。
結果発表も含めていろいろ振り返っていきます。
会場はだいぶアクセスが悪い場所ではありましたが、カーペット敷きの部屋を取れたのは正解だったかなと。(カードが落ちても安心なのと地べたでプレマ引いて対戦することもできますし) 机の個数が若干少なくて窮屈だった点は申し訳ないです。
まずは自己紹介をしてからメインイベントのトーナメント大会を行いました。
これは参加任意だったのですが22人もの方が参加されるということで急遽大会形式をスイスドロー+シングルエリミネーションに変更させていただきました。
大会の結果はこちらです!
参加者22名
予選:スイスドロー5戦
決勝トーナメント:シングルエリミネーション
優勝:コウタロウさん
準優勝:ヨーセイさん
ベスト4:ジンさん
使用デッキ:ゲッコウガBREAK
ベスト4:アンペアさん
おめでとうございます!
ベスト4以上の方にはささやかな景品も贈呈させていただきました。
(※上位入賞者の方の中でデッキレシピのURLなどをここに載せてもいいという方がいらっしゃいましたら、一言くださればブログやツイートのURLリンク等貼らせていただきます)
そのあと予定を変更させていただき、時間を決めて勝ち数で競うサブイベントを実施しました。結果は次のとおりでした。
1位:ろはすさん 5勝
2位:いとさん 4勝
3位:あおいさん 3勝
あとトレード募集板も大好評でしたね!
会場内の雰囲気も良く、皆が和気あいあいとポケモンカードに没頭する様子が見受けられました。ポケカ交流オフとしての目標も十二分に達成されたかなと思っています!!
というわけで
第1回ポカブオフはおかげさまで無事に終了しました!
帰り際に、楽しかった、次回も行きたいというお声をたくさんいただいたのはありがたい限りです。
第2回はまた需要の声が高まってきた時期にやりたいですね。
最後になりましたが、参加者の皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!
第2回があるようなら、是非ともまたよろしくお願いいたします!
ではまた~
【ポケモンカード】第1回ポカブオフのお知らせ【要項・募集記事】
【シングル】対面構築偽装壁ニンフィアバトン【真皇杯関西予選2使用構築】
おきよです。ブログ更新も兼ねて今回はひさしぶりにシングルの構築記事を公開します。先日の真皇杯関西予選2で使用した構築になります。
結構がっつり書いたので長文ではありますが、ざっと目を通していただけたら幸いです。
↑配置はこんな感じ。。。
【コンセプト】
バトン搭載バシャーモ入りの対面チックな構築を使っていた時に、これに壁バトンのギミックをハイブリッドしたら面白そうだと思ったのがこの構築の原点である。バトンと言っても最近流行りの加速1積みをスイクンやボルトロスにバトンするのではなく、ニャオニクス+バシャーモ+ガルーラ(エーフィ)のように壁要員+バトン要員+全抜き要員で構成したいわゆる壁バトンのギミックを偽装できないかと考えた。そこで壁はり要員として採用したのがニンフィアである。
壁ニンフィア自体は1年前くらいに一時期使っていたことがあったが、クレッフィやニャオニクス、ライコウといった壁はり要員に比べて展開する上の障害が多く、運用が難しかった(要するに弱かった)。
そこで今回は、最近の対面構築を偽装することで、バトン展開を阻害する一部のポケモンを抑え(何より意表がつけるという文句がこのコンセプトを貫く上で非常に都合が良い)、バトン選出ができないパーティに対しては幅広い相手をカバーできる高スペックポケモンで対応できるということに気づき、この構築を組むに至った。
今回はいわゆる厨パ(ガルーラ・ガブリアス・ゲンガー・ボルトロス・スイクン・バシャーモ)のスイクンの枠をニンフィアに変更した並びを使用した。
ニンフィア・バシャーモ・ガルーラを表選出とし、バトンが選出できない場合にボルトロス・ゲンガーを軸とした汎用性の高い裏選出を用意。実際には裏選出には表選出に特化したニンフィア・バシャーモ以外の4体から選ぶことになる。
【個別詳細】
(採用順に紹介します)
ニンフィア @ ひかりのねんど
特性: フェアリースキン
ハイパーボイス / あくび / リフレクター / ひかりのかべ
201-x-121-130-150-89
ずぶとい H244 B196 S68
HB:A182ガブリアスのじしん96.04%で2回耐え=A200鉢巻ハッサムのバレットパンチ確定耐え
この構築の最大の地雷枠にしてパーティ全体のギミックを通すための始動役。
1年前くらいに壁バトンを考察していた時期があり、その時に御蔵入りとなったニンフィアを思い出して採用した。
このポケモンを採用した理由は、
1.何より意表がつける。もっと説得力のある言い方をすれば、「バトン展開を阻害するポケモンの多くを選出抑制することができる」という点である。
2.同時に、選出画面上高火力のフェアリー枠に見えるので、バトン展開の起点となる鋼ポケモンなどを選出誘導できる。
3.スタンを偽装できる(今回は対面寄りの構築に偽装)。
4.十分な耐久力によりほぼすべてのポケモンの対面で仕事ができる。
5.「あくび」による起点回避が可能。
6.フェアリースキンによってある程度の火力を確保することができ、フェアリーとして最低限の仕事もできる。
1、2の選出誘導に関してはデメリットもあるが、それについては後述。
配分としては、実際に特殊アタッカーを相手にする機会はゲンガー以外にほとんど無く、H201-D150ラインで特に困らないため、HBに厚い黄金のH201-B121ラインを採用。残りは60族に確実に先制するためにSに振っており、実戦ではその恩恵を多く受けられたように思える。(H159調整のギルガルドと同速になってしまうのが実に惜しい) (脚注※1)
運用としては相手の攻撃に合わせて壁を張り、そのまま捨てるorバシャーモに素引き。一部の高火力ポケモン以外には2回壁を張ることができる。
危険な積みアタッカー(剣舞ファイアロー、リザードンXなど)に対しては(ラムだろうと)2ターン目は「あくび」で流すことも考える。
有利対面が取れた場合、裏のポケモンが安易に読めている場合(ギルガルド交代)は優先的に「リフレクター」から入る。又、こちらからすれば壁ターンの消費が最も痛手なので、数ターン先まで考えながら強引にバシャーモを投げる動きもたびたび行う。
HB
A182ガブリアスのじしん96.04%で2回耐え
A200鉢巻ハッサムのバレットパンチ/A222ギルガルドのアイアンヘッド確定耐え
HD
C192メガルカリオのラスターカノン/C222メガゲンガーのヘドロウェーブ確定耐え
特性: かそく
ビルドアップ / まもる / バトンタッチ / ほえる
183-x-122-x-90-116
ずぶとい H220 B164 S124
HB:B+1でA146鉢巻ファイアローのブレイブバード高乱数耐え
S:+1で最速105族抜き抜き、+2で意地スカーフガブリアス抜き
ギミックの中核、壁バトン用のバトンバシャーモ。壁下ビルドアップで脅威の物理耐久力を生み出す。
調整は有名な配分から拝借した(脚注※2)
壁下ならば弱点わざを一回は耐えることを利用して「まもる」「ビルドアップ」を積む。積む順番、タイミングは壁ターンを考慮しながら、最終的なランクの状態を計画しながら慎重に行う。
「ビルドアップ」「バトンタッチ」は確定で、ガブリアス・ランドロスを意識した「まもる」。4枠目にはガルーラやボルトロスへの打点を入れるか悩んだ結果「ほえる」を採用した。「ほえる」は壁ターン消費を狙って積みわざを使ってくるポケモンを流すだけでなく、バトン構築を「ほえる」「ふきとばし」で見ている相手を返り討ちにすることができる。具体的には、バシャーモを見て必ずと言っていいほどカバルドンやスイクンに交代されるので、すかさず「ほえる」を押すと同じ優先度の上を取って流すことができる。ねっとうやじしんが選ばれた場合は軽く耐える上弱点保険が発動、「あくび」された場合は次のターン「バトンタッチ」すればあくびの効果はなくなる(※「あくび」の効果はバトンタッチによっては引き継がれない)。又、バトンする対面を操作するのにも使え、壁バトン構築には非常に有用なわざだと感じた。
持ち物は「じゃくてんほけん」「ラムのみ」が候補だが、今回はファイアロー対面で強引にバトンできるじゃくてんほけんを採用した。
特性: きもったま → おやこあい
おんがえし / じしん / いわなだれ / みがわり
197-159-100-x-100-128 → 197-192-120-x-120-138
いじっぱり H132 A236 S140 (みがわりのHP:49)
S: +2で最速スカーフガブリアス抜き抜き
H: B+2壁下でA194メガガルーラのすてみタックルが40~49
先述のバシャーモのビルドアップ、加速のバトン先として採用。構築のコンセプト上相手をこのポケモン1匹で3タテすることになる。
採用理由は単純に強いからというわけでなく、
1.2回攻撃によるタスキ、がんじょう、みがわり貫通
2.十分な耐久力&わざ範囲
という性能を買って採用に至った。
全抜きするという観点で、このわざ構成で完結しているといっても過言ではない。+2でワンパンするためのおんがえし、鋼への非接触打点としてじしん、この2ウエポンを補完し、火力が足りない場合に51%で突破できるいわなだれ。そして、でんじはやおにびを透かし、クレセリア、ナットレイ対面で安定となるみがわり。「からげんき」も候補だが、おんがえしでないと困る場面も多い。
Sは大方のスカーフが抜けるラインまで振り、突破力を上げるためにA振り。この程度Hに振るだけでビルド2回、壁下でA194ガルーラのすてみタックル程度ならみがわりが残るようになる。ビルド2回+壁で物理耐久が単純計算で4倍になるので、素の状態でメガガルーラがワンパンされない物理攻撃ならみがわりの起点にすることが可能。
実際、このポケモンで3タテするのが気持ちいい。
裏選出としても、みがわりを搭載したHAベースのガルーラとして選出できる。配分がバトン先を想定している以上、実際のところ若干の汎用性・単体性能を削いでいるものの、裏選出の選択肢としては信頼できるポケモンであった。
ゲンガー @ ゲンガナイト
特性: ふゆう → かげふみ
たたりめ / ヘドロばくだん / さいみんじゅつ / みちづれ
147-x-89-162-96-178 → 147-x-109-202-116-200
おくびょう H92 B68 C92 D4 S252
選出操作、構築の偽装、裏選出のエース。初手、あるいは後述のボルトロスと合わせてたたりめで突破をはかる。「さいみんじゅつ」の採用は、バトン選出ができない場合、この構築の特性上ニンフィア・バシャーモ以外の4体で相手のポケモンを見ることになるので、倒せる範囲を大幅に広げるためのもの。例えばカバルドン展開(カバ単体ならバトン選出できるが、それに加えて無理な相手がいた場合)には積極的に催眠ゲーを仕掛けることになる。
「みちづれ」は裏のガブリアス、ガルーラの一貫を作る、ガルーラやゲッコウガと1対1交換を狙うのがこの枠の仕事なので切れなかった。構築全体で害悪処理に乏しいため「ほろびのうた」も一考。
構築に入っているとHDアロー、ボルトロスを読んでしまうのが欠点だが、このポケモンによって表選出しやすくなっている面もあるので一長一短。
特性: いたずらごころ
10まんボルト / めざめるパワー氷 / でんじは / いばる
155-x-90-177-100-179
おくびょう C252 S252 H4 (※当日にはB28(実数値89)の非理想個体を使用)
選出誘導兼裏選出の基幹。ストッパーの役も兼ねるCSタスキボルト。先述のゲンガー同様、広い範囲の相手を限られた駒で突破するために「いばる」を搭載している。裏選出は有利な確率ゲーを絡めた対面選出としているため、「いばる」採用は理にかなったものだと考えている。
裏選出の場合、耐久地面がおもすぎるので「くさむすび」が欲しいところ。
ガブリアス @ こだわりスカーフ
特性: さめはだ
183-200-115-x-106-154
いじっぱり A252 S252 D4
裏選出の対面構築の地面枠として最後に自然に入ってきた、何の変哲もないガブリアス。表選出の第二のバトンエースともなるヤチェガブリアス、メガガブリアス、マンムーも一時期試したが、裏選出にはこのもちものの方が使いやすかった。(ちなみに、バトン先としてのマンムーの制圧力はなかなかであったが、一応両壁がある程度認知されているポケモンであるという点が偽装というコンセプトにとって都合が悪い)
4枠目のわざは「ねごと」あたりと選択だが、ほのおのキバでないと困る場面がまれにあった(主にハッサム)ので先人の知恵のとおりほのおのキバのままとした。
【選出について】
1.表選出 壁バトン展開が可能
2.バトン選出不可能→裏選出から3体
【使用感・雑感】
壁バトン自体はイージーウィンを狙える強力なコンセプトパーティであるが、実際はゲームエンドまでの展開を読んで計画的に立ち回る必要がある。ただ、それでもかなり多くのパーティに対してバトンが刺さり、偽装の恩恵としてバトン対策ポケモンも選出されないケースが多く、思惑通りであった。
・課題
この構築はニャオニクスやラティオスなどと異なり、一発耐えて壁を張る以上、初手のポケモンの型によっては壁張り要員が即死するケースがある。
HBに厚く振っており、A194ガルーラのすてみやハッサムの鉢巻バレパンまでは耐えるのでほぼ確実に壁が張れるのだが、
・初手「珠」ゲッコウガのダストシュート(珠以外なら確定耐え)(裏選出でもラムかげうちが重いのでゲンガーで1対1交換を狙いたいほど)
・初手S90以上の早い「珠」ガルドのアイアンヘッド(珠以外なら確定耐え)
・初手メガガルーラの「猫+すてみ」(A194すてみは確定耐えなので「猫+すてみ」の型以外はバシャの起点にできる) (実際ゴツメ警戒してくれることを祈って突っ張るが、意外と何とかなる) ←この構築の欠陥
この3匹に関しては型をお祈りすることになるという点がこの構築の弱さであり、構築を公開した理由の1つ。
もう1点、この構築の弱さは「壁急所」が致命的であるという点である。
先日の真皇杯関西予選2の戦績は4-3という振るわぬ成績であったが、その日は3回壁急所を被っており、負けた3戦のうち1戦は選出ミス、他の2戦は急所によるいわゆる運負けであった。
もちろん急所が負けに直結するようなパーティを選択した私が悪いのだという覚悟の上で使う必要がある。
このようなリスクを負う必要があるというのがこの構築を公開するに至った所以である。
【最後に】
長文・駄文失礼しました。
特に大きな実績を残した構築でもありませんが、コンセプトに可能性を感じたことは間違いないので、読んだどなたかの構築のアイデアの一助にでもになれば幸いです。ではまた!
【Reference】
※1) http://tsukajun0622.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
※2) http://borutonogudora.doorblog.jp/archives/37071951.html